アレクサンドリアのディオニュシオスc. 190–265

Patristica — 教父文献 日本語対訳 › Patrologia Latina › Vol. 5 › Epistolae

Epistola I 第I書簡

Dionysius of Alexandria · Epistolae · PL 5, 90B · 8 sectiones

Epistolae 1.0.1

1

Dionysius epistolas memorat a se scriptas tum ad Stephanum papam, tum ad Dionysium et Philemonem presbyteros, de baptismo haereticorum et de haeresi Sabelliana.

PL 5, 90B

ディオニュシオスは、異端者の洗礼とサベリウス派の異端について、父ステファヌスへ、またディオニュシオスとフィレモンという二人の司祭へ、自ら書き送った書簡を回顧している。

Epistolae 1.0.2

2

Ἐπεστάλκει μὲν οὖν πρότερον (Στέφανος) καὶ περὶ Ἑλένου καὶ περὶ Φιρμιλιανοῦ, καὶ πάντων τῶν τε ἀπὸ τῆς Κιλικίας καὶ Καππαδοκίας καὶ Γαλατίας, καὶ πάντων τῶν ἑξῆς ὁμορούντων ἐθνῶν, ὡς οὐδὲ ἐκείνοις κοινωνήσων διὰ τὴν αὐτὴν ταύτην αἰτίαν, ἐπειδέ τοὺς αἱρετικοὺς, φησὶν, ἀναβαπτίζουσι. καὶ σκόπει τὸ μέγεθος τοῦ πράγματος. ὄντως γὰρ δόγματα περὶ τούτου γέγονεν ἐν ταῖς μεγίσταις τῶν ἐπισκόπων συνόδοις, ὡς πυνθάνομαι· ὥστε τοὺς προσίοντας ἀπὸ αἱρέσεως, προκατηχηθέντας, εἶτα ἀπολούσασθαι, καὶ ἀνακαθαίρεσθαι τὸν τῆς παλαίας καὶ ἀκαθάρτου ζύμης ῥύπον. καὶ περὶ τούτων αὐτοῦ πάντων δεόμενος ἐπέστειλα. [0089] Et aliquanto post prosequitur Dionysius.

PL 5, 90B

さて彼は、以前にも、ヘレノスについて、またフィルミリアヌスについて、さらにキリキア、カッパドキア、ガラティアから出た者たちすべて、およびこれに続いて境を接するすべての民について書き送っていた。同じこの理由のゆえに、彼らとも交わりを持たぬつもりだ、というのである。彼が言うには、彼らは異端者たちに再び洗礼を授けているからである。この事柄の大きさを見よ。実に、私の聞くところでは、司教たちの最も大きな教会会議において、これについてこう定められている。異端から来る者たちは、まずあらかじめ教えを授けられ、そののちに洗い清められ、古く汚れた酵母の穢れから改めて清められるべきである、と。これらすべてについて彼に願いながら、私は書き送った。そして、しばらくのちにディオニュシオスは続ける。

Epistolae 1.0.3

3

Περὶ γὰρ τοῦ νῦν κινηθέντος ἐν τῇ Πτολεμαΐδι τῆς Πενταπόλεως δόγματος, ὄντος ἀσεβοῦς καὶ βλασφημίαν πολλὴν ἔχοντος περὶ τοῦ παντοκράτορος Θεοῦ καὶ πατρὸς τοῦ κυρίου ἡμῶν Ἰησοῦ Χριστοῦ, ἀπιστίαν τε πολλὴν ἔχοντος περὶ τοῦ μονογενοῦς παιδὸς αὐτοῦ καὶ προτοτόκου πάσης κτίσεως, τοῦ ἐνανθρωπάσαντος λόγου, ἀναισθησίαν δὲ τοῦ ἁγίου πνεύματος· ἐλθόντων ἑκατέρωθεν πρὸς ἐμὲ καὶ πρὸ γραμμάτων, καὶ τῶν διαλεξομένων ἀδελφῶν, ἐπέστειλά τινα ὡς ἐδυνὴθην παρασχόντος τοῦ Θεοὕ, διδασκαλικώτερον ὑφηγούμενος· ὡς τὰ ἀντίγραφα ἔπεμψά σοι.

PL 5, 90B

実に、いまペンタポリスのプトレマイスで起こった教えについてであるが——それは不敬であり、全能の神、我々の主イエス・キリストの父について多くの冒瀆を含み、その独り子にしてすべての被造物の初子、人となった言葉について多くの不信を含み、聖なる霊については無感覚である——、双方から私のもとへ書簡が届き、また論じ合おうとする兄弟たちも来たので、神が与えてくださるかぎり、私にできる限りのことをし、いっそう教え諭す仕方で説き明かしながら、いくつかの書簡を書き送った。その写しをお前に送ったとおりである。

Epistolae 1.0.4

4

1. Antea quidem litteras scripserat (Stephanus) de Heleno et de Firmiliano, ac de omnibus per Ciliciam et Cappadociam cunctasque finitimas provincias constitutis, testans sese ob eamdem illam causam ab illorum communione discessurum, quod haereticos rebaptizarent.

PL 5, 92A

かつてステファヌスは、ヘレノスとフィルミリアヌスについて、またキリキアとカッパドキア、およびこれに隣接するすべての属州にいる者たち全員について、先に書簡を書いていた。異端者たちに再び洗礼を授けているという、まさにその同じ理由のゆえに、自分は彼らとの交わりを絶つつもりであると証言しながら。

Epistolae 1.0.5

5

Ac vide negotii gravitatem. Re enim vera in maximis, ut audio, episcoporum conciliis decretum est, ut qui ab haeresi veniunt, primum doctrina instituti [catholica] ac deinde veteris et impuri fermenti sordibus per baptismum purgarentur.

PL 5, 92A

そして、この事柄の重大さを見よ。実に、私の聞くところでは、司教たちの最も大きな会議において、異端から来る者はまずカトリックの教えを受けて導かれ、次いで洗礼によって古く汚れた酵母の穢れから清められるべきであると定められている。

Epistolae 1.0.6

6

De his omnibus illum rogans et obtestans litteras misi. 2. Sed et dilectis compresbyteris nostris Dionysio et Philemoni, qui prius cum Stephano consentiebant, deque iisdem ad me scripserant, antea quidem paucis, nunc vero pluribus rescripsi.

PL 5, 92A

これらすべてについて彼に懇願し、誓って求めながら、私は書簡を送った。そして、以前はステファヌスに同意していたが、同じ事柄について私に書き送ってきていた、我々の愛する同僚司祭たちであるディオニュシオスとフィレモンにも、以前は少しばかり、そして今はより多くのことを書き送った。

Epistolae 1.0.7

7

Καὶ τοῖς ἀγαπητοῖς δὲ ἡμῶν καὶ συμπρεσβυτέροις Διονυσίῳ καὶ Φιλήμονι, συμψήφοις πρότερον Στεφάνῳ γενομένοις, καὶ περὶ τῶν αὐτῶν μοι γράφουσι, πρότερον μὲν ὀλίγα, καὶ νῦν δὲ διὰ πλετόνων ἐπέστειλα. [0091] In eadem epistola de Sabellianis haereticis, inquit Eusebius, Histor., lib. VII, c.

PL 5, 92A

そして、我々の愛する者たちであり同僚司祭でもあるディオニュシオスとフィレモン——以前はステファヌスと同じ票を投じた者たちであり、同じ事柄について私に書き送ってくる者たちである——にも、以前は少しばかり、いまはより多くの言葉をもって、私は書き送った。同じ書簡の中でサベリウス派の異端者たちについて、とエウセビオスは『教会史』第7巻で述べている。

Epistolae 1.0.8

8

6, ut pote qui tunc increbescant, Xistum certiorem facit his verbis. 3. Nam cum de doctrina, quae nuper apud Ptolemaidem urbem Pentapoleos mota est, impia et plena blasphemiae in Deum omnipotentem et patrem Domini nostri Jesu Christi, plena incredulitatis et perfidiae erga filium ejus unigenitum et primogenitum omnis creaturae Verbum hominem factum, et quae Spiritus sancti aufert intelligentiam: cum ab utraque parte et litterae ad me allatae essent, et fratres disceptaturi venissent, quantum Deo donante potui, planius edisserens, quasdam scripsi litteras; quarum exempla ad te misi.

PL 5, 92A

当時これらの異端者たちが増えつつあったため、その第6章で、クシストゥスに次の言葉をもって知らせている。実に、ペンタポリスのプトレマイスという町において最近起こった教えについて——それは全能の神、我々の主イエス・キリストの父に対する不敬と多くの冒瀆に満ち、その独り子にしてすべての被造物の初子である御子、すなわち人となった言葉に対する多くの不信と欺きに満ち、聖なる霊についての無理解を伴うものであった——双方から私のもとへ書簡が届き、論争しようとする兄弟たちも来たので、神が許してくださる限り、私にできる限りのことをなし、いっそう教え諭すように説き明かしながら、いくつかの書簡を書いた。その写しをお前に送った。