ミーニュ『ラテン教父全集』(PL) は221巻、『ギリシア教父全集』(PG) は161巻。 日本語で読める教父文献は、そのごく一部にすぎません。このサイトは、 未邦訳のテクストに、ラテン語原文と欄番号つきで到達できる入口を作ろうとしています。
このサイトが提供するもの
- ラテン語原文と日本語訳の対訳。底本はミーニュ版そのものです。 校訂版(CCSL・CSEL・Sources Chrétiennes)の読みは、本文にも訳文にも持ち込んでいません。
- Migne 欄番号。節ごとに「PL 2, 392B」の形で付いています。
巻ごとに欄番号から引く索引(
/pl/1/col/、/pl/2/col/)があり、 欄番号を入れれば該当箇所が開きます。 - 節単位の固定リンク。各節に
pl2-de-anima-15-05の形の id があり、 URL の断片として引用できます。節の区切りは公開後に動かしません。 - 全文検索。ラテン語でも日本語でも引けます。
- 公開データ。各作品の
source.json(解析済みの原文)・translation.json(初訳と確定訳)・review.json(校閲記録)を そのまま置いてあります。
信頼できないところを先に書きます
この訳文は機械翻訳です
大規模言語モデルが初訳を作り、別のモデルがラテン語と突き合わせて校閲したものです。 専門家による人的検証は経ていません。研究・引用にあたっては、 必ず併記のラテン語原文をご確認ください。
そのうえで、どれだけ直したかを数えて公開しています。 現在公開している31作品9,861節のうち、校閲で修正が入ったのは4,037節(41%)です。 そのうち170節は「読者が誤解する」水準——否定の逆転、主語と目的語の取り違え、 教理に関わる誤り——と判定されたものでした。
校閲を通した後も、誤りは残ります。これは推測ではなく、 校閲そのものの実測から言えることです。各節について、初訳・校閲の判定と理由・確定訳が すべて残っているので、どこがなぜ直されたかは追跡できます。
本文の扱い
- ミーニュ版の本文は校訂しません。崩れている箇所は崩れたまま出します。
- 翻刻(Documenta Catholica Omnia)そのものの瑕疵だけは直します。
同じ句が二度打たれている、語が空白で割れている、といった機械的な崩れです。
訂正は一件ずつ
data/transcription-fixes.jsonに理由と典拠つきで宣言し、 各作品のsource.jsonに記録が残ります。翻刻ファイルそのものは書き換えません。 - 丸括弧の中の引用箇所は、実際と食い違っていても直しません。 1844年の頁に印刷されている番号だからです。書式を日本語に組み替えるだけにとどめています。
- 節の番号はこの版のものです。ミーニュ版は章を数えますが節を数えません。 引用の基準として使えるのは欄番号のほうです。
誤りを見つけられたら
指摘は歓迎します。章ページの末尾に報告の導線があり、どの節についての指摘かが自動で伝わります。 いただいた指摘は校閲記録に反映し、修正の履歴として残します。