Patristica — 教父文献 日本語対訳 › 著者

ユウェンクス C. Vettius Aquilinus Iuvencus

Juvencus · 4世紀前半のヒスパニアの司祭。福音書の物語を六歩格の叙事詩4巻に語り直し、ラテン語で最初のキリスト教叙事詩を書いた。

司祭詩人
生没
不詳 – 4世紀半ば
地
ヒスパニア
公開
1 作品 · 325 節

経歴

ガイウス・ウェッティウス・アクイリヌス・ユウェンクス(Gaius Vettius Aquilinus Iuvencus)は、ヒスパニアの名家の出の司祭である。ヒエロニュムスは『著名者列伝』84 で、ユウェンクスが四福音書をほとんど語のとおりに六歩格の詩4巻に言い換え、コンスタンティヌス帝の治世に栄えたと記し、『年代記』でもコンスタンティヌス帝の治世の項に名を挙げる。作品の結びは、コンスタンティヌス帝の治める世の平和の中でこの詩を書いたと述べるので、330年ごろの作とされる。ほかの著作は伝わらない。

『福音の物語』(Evangeliorum libri IV)は、ウェルギリウスの語と語法を多く借りて福音書の物語を叙事詩の形に移した作品で、セドゥリウス、アラトルらの後のキリスト教叙事詩の手本となった。ミーニュの PL 19(53–346欄)は、アレバロ(1792年)の版を再刷する。同じ巻にアレバロが「ユウェンクスに帰せられた著作」として付録に刷る『創世記』『主の賛美の歌』『キリストの英雄的凱旋』は、今日ではユウェンクスの作とされない。

本サイトで公開している著作