ラテン教父詩人北アフリカ
- 生没
- — – —
- 地
- 北アフリカか
- 公開
- 1 作品 · 235 節
人物
年代が定まっていない。3世紀半ばとする説と5世紀とする説があり、ミーニュは3世紀に置いている。出自も定かでないが、ラテン語が俗語に近く、北アフリカの人と見られてきた。
『異教の神々に対する教訓詩』は80篇1,258行。ローマの神々を一柱ずつ名指して論駁し、ユダヤ人と異教徒に呼びかけ、最後にキリスト者の身分ごとの訓戒に移る。
二つの仕掛け
80篇すべてが折句である。各篇の行頭の文字を上から読むと、その篇の題がそのまま綴られる。最後の第LXXX篇では逆から読むと COMMODIANUS MENDICUS CHRISTI(キリストの乞食コンモディアヌス)となり、作者の名がそこにだけ現れる。
韻律が古典のヘクサメトロスではない。強勢に頼った、量的韻律の崩れた六歩格である。これが年代論争の材料でもある——古典の韻律が失われた時代の作か、それとも属州の詩人が最初から強勢で作ったのか。
折句は日本語では再現できない。本サイトは題と本文を正確に訳すことに徹し、仕掛けはここに記すにとどめた。