ラテン教会の著作家聖書注解者
- 生没
- 不詳 – 不詳
- 地
- 不詳(フランク王国の修道院か)
- 公開
- 1 作品 · 2570 節
経歴
名は、注解そのものの中に隠されている。『黙示録注解』の末尾の著者の注記(PL 17, 969B)は「著者の名を知りたい者は、七つの幻の注解の頭の文字を見よ。欠けている四つの母音は、ギリシア文字で置けば数が81になる」と言う。七つの幻の注解の書き出しの文字は B・R・N・G・V・D・S で、これにギリシア文字の母音 Ε(5)・Ε(5)・Α(1)・Ο(70)を補うと Berengaudos(ラテン語の形で Berengaudus)になる。ミーニュが再刷したベネディクト会版の編者の注記(763欄)がこの読み方を説いている。
生涯についてはほとんど何も分からない。ベネディクト会版の編者は、注解が修道院に入り込んだ悪徳を見てきた者のように論じ、『ベネディクトの戒律』の言葉をそのまま引くことから、ベネディクト会の修道士であったと推した。伝統的には、ルプス・セルウァトゥスの時代(9世紀)のフェリエール修道院の修道士とされてきたが、この同定には疑いも出されている。年代は、ベネディクト会版の編者がランゴバルド王国の滅亡(774年)より後、9世紀の作と見たのに対し、11世紀あるいは12世紀に近いとする説もあり、定まっていない。
注解は中世にはミラノのアンブロシウスの作として伝わった。1548年にカスバート・タンストールがアンブロシウスの名で刊行し、のちの版もアンブロシウスの著作集の付録に収めた。ベネディクト会版の編者はアンブロシウスの作と認めなかった(ミーニュの PL 17 はその再刷)。
PL 17 の765–970欄に『黙示録注解』が収められている。