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アンブロシアステル Ambrosiaster

Ambrosiaster · 4世紀後半、ダマススがローマの司教であった時代(366–384年)にローマで書いた、名の伝わらない著者。パウロ書簡13通の注解を残した。

ラテン教父聖書注解者
生没
不詳 – 不詳(4世紀後半に活動)
地
ローマ
公開
13 作品 · 5602 節

経歴

名は伝わらない。パウロ書簡13通(ヘブライ書を除く)の注解の著者で、ローマの教会の事情に通じ、注解の中で(一テモテ3:15 について)今の教会の長をダマススと呼ぶので、ダマススがローマの司教であった366–384年のあいだにローマで書いたと見られる。聖書は古ラテン語訳(ウェトゥス・ラティナ)で引く。同じ著者の作とされるものに、アウグスティヌスの名で伝わった『旧約・新約聖書の問い』がある。

パウロ書簡の注解は、中世にはミラノのアンブロシウスの作として写された。16世紀にエラスムスがアンブロシウスの作であることを疑い、のちのベネディクト会版の編者もアンブロシウスの作と認めずに付録に刷った(ミーニュの PL 17 はその再刷)。アンブロシアステル(Ambrosiaster、「アンブロシウスもどき」)は、近代になってこの著者に付けられた呼び名である。それより早く、アウグスティヌスは『ペラギウス派の二書簡駁論』4.4.7 で、ローマ5:12 についてのこの注解の言葉を「聖ヒラリウス」の言葉として引いている。

著者を誰と見るかには、改宗したユダヤ人イサクとする説などいくつかの説があるが、どれも確かではない。本サイトは著者を特定せず、今日の呼び名で立てている。

PL 17 の前半(45–508欄)にパウロ書簡13通の注解が収められている。

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